意外と簡単!タクシー運転手のなり方とは?
タクシー運転手になりたいと思っても、具体的には何をすれば良いか分からない方も多いかもしれません。事前に必要となることを知っておけば安心して就職活動も行えるでしょう。
そこで今回は、タクシー運転手のなり方について、必要な資格や条件を解説します。
タクシー運転手になるには資格が必要
タクシー運転手は「普通自動車第二種運転免許」を取得しなければ働くことができません。地域によっては「地理試験」にも合格する必要がありますので、それぞれ詳しく解説しましょう。
普通自動車第二種運転免許
タクシーのように、人を乗せて運賃を受け取るサービスを提供する場合に必須となる資格です。
受験資格は、通常の普通自動車第一種運転免許を取得して最低でも1年を経過している必要があります。
以前は、第一種免許を取得して3年以上の期間が必要でしたが、2022年5月13日の見直しにより、特別な教習を修了することによる特例が設けられました。
そのため、現在は最短19歳からでもタクシー運転手になれます。ただし、第一種免許よりも取得難易度は高いです。
より高度な学科試験と技能試験をクリアし、視力も両目0.8以上で片目0.5以上の基準に加えて、奥行きなどの立体感を確認する視力検査にも合格しなければなりません。
人の命を預かる仕事ですので、難易度も適性検査も厳しく設定されています。
地理試験
タクシー運転手として働く地域によっては、地理試験にも合格する必要があります。エリアとしては、東京都、神奈川県、大阪府のうち一部の地域が対象です。
地図上の主要幹線道路や主要施設を答えるエリアに関する内容と、法令や安全、接遇に関する内容の2科目に分かれて試験が実施され、両方ともに合格しなければなりません。
初回合格率は4割程度ですが、試験は週に2〜3回ほど実施されていて何度でも挑戦できます。
対象のエリア外でタクシー運転手をする場合は、地理試験を受ける必要はありません。
タクシー運転手として採用されるためには
タクシー会社に就職するためには、どのような条件があるのか確認してみましょう。
採用のハードルは決して高くない
タクシー運転手は、年齢が高くても採用してもらいやすく、実際に50歳以上の未経験者でも就職できることが多いです。
さらに、学歴や職歴に関しても重視されることがほとんどないため、採用のハードルは一般企業への就職よりも高くありません。
車の運転が得意で、一定のコミュニケーション能力があれば、基本的には問題ないでしょう。
ただし、最低でも第一種免許を取得後1年以上経過して、第二種免許の受験資格を満たしている必要はあります。
資格は入社後に取得できる
第二種免許に関しては、採用時には必須としない会社も多く、入社後に取得を目指すケースが大半です。
取得費用は会社で負担することも多く、取得期間中には日当などを支給されることもあります。
東京交通興業の場合、第二種免許の取得サポートだけではなく、地理試験対策やその他の研修体制も充実しています。
すべて会社が費用を負担し、さらに研修中は日当10,000円を支給しているため、入社後の収入も心配いりません。
未経験でタクシー運転手を目指している方は、ぜひ東京交通興業にお問い合わせください。
まとめ
タクシー運転手になるためには、普通自動車第二種運転免許の取得と、働くエリアによっては地理試験に合格することが必要です。
ただし、採用時には第二種免許の受験資格さえ満たしておけば十分な場合も多く、未経験者を歓迎する会社は豊富にあります。
タクシー運転手をこれから目指す方は、まずはタクシー会社に採用条件などを問い合わせることから始めてみましょう。