地方のタクシー運転手は稼げない?売上を伸ばすポイントを解説
タクシー運転手は未経験でも転職しやすく、稼げる仕事として人気があります。とはいえ、「地方のタクシーだと稼げないのではないか…」と不安を感じている方は多いのではないでしょうか。
今回は地方と首都圏のタクシー運転手の年収や、働き方の違いを解説しながら、地方で稼ぐポイントをご紹介します。
地方のタクシー運転手は稼げない?首都圏との違いは?
一般社団法人 全国ハイヤー・タクシー連合会がまとめた「タクシー運転者賃金・労働時間の現況」によると、東京都のタクシー運転手の平均年収が約330万円なのに対して、神奈川県は約310万円、徳島県は約180万円と地域差があります。
地方都市は首都圏よりも人口が少ないため客数が少なく、稼ぎにくいのが実情です。また、首都圏のタクシー運転手の働き方は流し営業が主流であるのに対し、地方は付け待ち営業が多いといった違いがあります。
とはいえ、地方が稼げないというわけではありません。地方の方がタクシー数は限られ、その分競争が少なめです。また、移動距離が長い客が多いので、都心とは違う工夫をすれば十分に稼げます。
参照:一般社団法人 全国ハイヤー・タクシー連合会「タクシー運転者賃金・労働時間の現況(令和3年 賃金構造基本統計調査)」
地方でタクシー運転手が稼ぐ方法
それでは、地方都市ならではの稼ぎ方をみていきましょう。
1日の売上目標を決める
稼ぎたい方は、まず1日の売上目標を決めましょう。「1日〇万円」と目標を定めると、やるべきことが明確になり、モチベーションを高く保つことができます。目標は達成できる範囲で設定しましょう。高い目標を掲げると挫折しやすいので、最初は低めに設定して、徐々に上げるのがおすすめです。
タクシー会社の1日の売上については、以下の記事で詳しく解説しています。稼ぐポイントも紹介していますので、あわせて参考にしてみてください。
「タクシー運転手の1日の売上とは!稼ぐためのポイントを紹介」
地方ならではの工夫をする
地方都市では、駅やバス停を中心に付け待ち営業をすると客数を増やせます。地方は首都圏と違って移動手段が限られるため、交通の便の悪い場所が営業の狙い目です。時間帯の変化による客の流れもしっかり把握しましょう。
情報収集する
エリアの地理や特徴の把握にも努めましょう。時間帯、曜日別に人が集まりやすいところをピックアップしておくと、効率良く営業が回せます。客の動きから稼げる場所や時間を正確に分析してください。
丁寧・親切な接客を心掛ける
接客が良ければリピーター客が増え、収入アップを期待できます。地方都市は首都圏よりも人と人のつながりを重視する傾向が強いです。お客様を気持ちの良い挨拶で迎え、荷物の出し入れや乗り降りを手伝い、丁寧で親切な接客を心掛けましょう。
まとめ
年収を比較すると地方都市は首都圏よりも稼げないものの、地方ならではのメリットもあります。また、地方でも集客や営業方法によってはしっかり稼げるので、工夫しながら高収入を目指しましょう。
タクシーの仕事で多く稼ぎたい場合は、首都圏のタクシー会社への就職を視野に入れるのもひとつです。