【タクシー運転手】入社祝い金がもらえる理由とは

転職時は何かと現金が必要になるものです。制服貸与ありでも手袋や靴下、靴などの消耗品は自費で用意しなくてはならなかったり、転職先によっては引越ししなくてはならなかったりします。

収入がない時期の出費に対して手助けとなる制度が、入社祝い金です。

今回はタクシー会社の求人広告で見かけることの多い「入社祝い金」について解説いたします。

タクシー会社で入社祝い金がもらえる理由

入社祝い金とは、応募先企業への入社が決まった求職者に対して、会社や転職サイトから支給される祝い金のことです。同じ意味合いで、下記の表記がなされている場合もあります。

・入社準備金
・支度金
・転職支援金
・新生活応援資金

支給される金額は、会社や転職サイトによって異なります。

入社祝い金が支給されるのは求人の応募者を増やすことが目的です。もともと求人のための広告費の一部を入社祝い金に充てており、会社や転職サイトからすると、想定された経費に該当します。

多少コストをかけてでも人材不足を解消したい会社が入社祝い金制度を活用しているのです。よって、入社しただけで現金をもらえることに対して、不安を覚える必要はありません。

タクシー会社から入社祝い金が支給される時期

多くのタクシー会社が入社祝い金制度を活用しています。入社祝い金が支給される時期は、転職先のタクシー会社によって異なります。入社祝い金が支給されやすい時期は、研修後のほか、乗務開始から一定期間が過ぎたころなどです。

また、支給方法もタクシー会社ごとに異なります。東京交通興業では、「支度金」の名目で2回に分けて支給しています。採用決定時に半額を支給し、本採用時に残りの半額を支給するスタイルです。

入社祝い金の相場

入社祝い金の相場は10万円~です。タクシーの乗務員経験があったり、すでに二種免許を取得していたりする方の場合、若干高額となる傾向にあります。

東京交通興業も乗務員経験の有無によって、下記のように支給額が異なります。

二種免許を取得済みの経験者 合計20万円
タクシー業務未経験者 合計10万円

経験の有無で入社祝い金に差が出る理由は、入社後の教育などにかかる費用の違いを想定しているためです。

たとえば、すでに二種免許を取得している方が入社する場合、会社側が免許取得費用を負担する必要がありません。過去にタクシーの乗務員経験がある方が入社すれば、教育にかかる費用も削減できます。

よって、タクシーの乗務員経験がある方や二種免許を保有している方は、入社祝い金が若干高額に設定されています。

東京交通興業の支度金の詳細について知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

タクシー会社の転職支援金とは?東京交通興業の支度金について解説!

入社祝い金のある会社を選ぶときの注意点

入社祝い金のある会社に応募するとき、多くの方が「使い道は決まっているのか」「仕事に関することに使うべきなのか」と疑問や不安をもっているのではないでしょうか。

入社祝い金が支給される会社を安心して選べるように、ここでは押さえておきたいポイントを4つご紹介します。

1.祝い金の使い道は自由

会社から支給されたからといって、祝い金をスキルアップなど仕事のために使わなければならない決まりはありません。基本的に使い道は自由です。引越し代の一部に充てる方もいます。

2.二種免許取得費に入社祝い金をあてる必要はない

二種免許がない方も入社祝い金を使って取得する必要はありません。多くのタクシー会社では、未経験者向けに二種免許の取得支援制度を設けています。免許取得にかかる費用を全額または一部支援してもらえるので、金銭的な負担は軽減されます。

ただし、支援制度は会社ごとに異なるので、事前に確認しておくことが大切です。

3.入社祝い金が退職金代わりとなっている場合もある

入社祝い金を設けている会社の中には、退職金代わりとして支給しているところもあります。退職金の前払いであっても、転職直後の何かと物入りな時期に現金を得られる点はメリットともいえます。

4.支給には条件が設けられていることもある

入社祝い金の支給には、何らかの条件が設けられている場合もあります。「1ヶ月あたり一定日数の出勤が必要」などです。金額やもらえる時期が条件ごとに変わる場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

まとめ

タクシーの入社祝い金は、もともと人材確保のために用意された広告費で賄われています。会社ごとに支給されるタイミングや条件は異なるため、応募前に確認しておくと安心です。

東京交通興業では、未経験の方にも経験者の方にも入社祝い金を支給しております。未経験の方には、二種免許取得の支援制度なども用意しているので、ぜひお気軽に求人へご応募ください。