タクシー業界は離職率が高いって本当?その原因は?

以前からタクシー業界は「離職率が高い」といわれています。そう聞いて、就職するのをためらう人もいるかもしれません。もし就職を考えているなら、実際はどうなのか、なぜそういわれるのか気になるところですよね。今回は、タクシー会社の実態について紹介します。

タクシー業界の離職率は高くない?

離職率とは、就職してから3年後に離職している割合です。もし10人就職して、3年後に3人が離職していたら、離職率は30%になります。

東京ハイヤー・タクシー業界が発行する「東京のタクシー2020 」によると、新卒者の離職率は約10%です。

一方、厚生労働省の雇用動向調査(2019年版) では、全体の離職率が15.6%、一般社員だけの離職率でも11.4%になります。宿泊業や飲食サービス業に至っては33.6%です。

これらに比べると、タクシー業界の離職率は、それほど高いわけではないと分かるでしょう。

なぜ離職するの?主な原因3つ

ただし、いくら離職率が低くても、すぐに離職する人が多いのも事実です。その原因としては、以下の3つが考えられます。

まずは、「思ったほど稼げない」ということです。タクシードライバーの給料は固定給と歩合給の2種類があり、後者はその月の乗客数に左右されます。募集広告では高収入を謳っていますが、それは目標の歩合給を達成できた場合です。

歩合給を増やすには、集客する、信頼を得るなど人一倍努力をしなければいけません。すぐ離職する人は、それができないうちに見切りをつけてしまいます。

次に「体力が続かない」ということです。1日20時間の隔日勤務では、月の半分が休みになる反面、どうしても生活のリズムが乱れて、体の変調をきたしてしまいます。慣れる前に離職する人も少なくありません。また、長時間座った姿勢でいるため、腰痛を抱える人もいます。

そして、「仕事がきつい」ということです。乗客の中には、横柄だったり、短気だったり、理不尽な態度を取ったりする人がいます。夜の勤務では酔っ払いの扱いに苦労するでしょう。接客が苦手なら、続けるのはストレスが溜まってしまうかもしれません。

ほかにも、都会の複雑な道を覚えたり、安全運転を心がけたりしなければいけないなどのプレッシャーがあります。

離職を防ぐには、これらを適切にサポートしてくれるタクシー会社を選ぶのが大事です。

東京交通興業は定着率が高い!

東京交通興業は、ドライバーの定着率の高さで定評があります。10年以上勤務するドライバーも少なくありません。

例えば、給与はAB型賃金を採用しています。歩合給の一部は年3回の賞与に反映するため、毎月の給与の変動が少ないのが特徴です。まとめて高額の賞与を支給されたら、仕事へのモチベーションにもなるでしょう。

勤務体系は3種類から選べます。休みの回数を重視するなら長時間の隔日勤務がおすすめです。また、勤務回数が多くても生活のリズムを重視するなら毎日短時間勤務することも可能です。酔っ払いの対応が苦手であれば、昼だけの勤務も選べます。

さらに、車両はドライバーにも快適なハイグレードタイプです。乗り心地が快適な上に、全車オートマティックで、カーナビやドライブレコーダー、自動日報などドライバーをサポートする機能も搭載しています。

このようにドライバーの負担を軽減しているので、定着率が高いというわけです。

まとめ

タクシー業界の離職率は高いわけではありませんが、環境に不満があって、すぐに離職するドライバーもいます。東京交通興業なら、ドライバーが快適に仕事できる環境を整えているので、長く働きたい人におすすめです。