タクシー運転手とトラック運転手はどっちがいい?
車を運転する仕事に就きたいと考えていて、タクシー運転手とトラック運転手で迷う人もいるでしょう。仕事内容は異なる面が多いため、それぞれの特徴を把握したうえで決めることが大切です。
今回はタクシー運転手とトラック運転手について、それぞれのメリットとデメリットを解説します。
タクシー運転手の仕事
タクシー運転手はお客様を目的地に送り届けるのが主な仕事です。ここではタクシー運転手の仕事のメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリット
タクシー運転手は、比較的自由度の高い働き方ができます。業務時間の大半をひとりで過ごすため、人間関係のストレスもありません。上司や同僚と顔を合わせるのは、勤務の始めと終わりの少しの時間だけです。
働きやすい環境が整っており、休日をきちんと確保できるうえ、基本的には残業もありません。それほど体力を必要とする仕事ではないのもメリットといえます。
また、給与は歩合制で勤続年数は関係ありません。社歴が浅い人でも、実力次第で高収入を目指せます。
デメリット
タクシー運転手は車の運転だけでなく接客も重要で、一定レベルの接客スキルが求められます。地域の細かい地理や方向感覚なども必要です。新人のうちは細かいルートがよく分からず、困ってしまう場面もあるかもしれません。
歩合給の割合が多い会社の場合、調子が悪い月には給料が下がるのもデメリットです。
また、地方ではタクシーの需要が少なく平均年収も都市部と比べて低めです。
トラック運転手の仕事
トラック運転手は荷物を運搬するのが仕事です。ここではトラック運転手の仕事のメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリット
トラック運転手はお客様を乗せるわけではないため、接客は不要になります。コミュニケーション能力に自信がない人でも、さほど問題はありません。
また、収入の地域格差はタクシー運転手ほど大きくないのもメリットです。地方在住の人でも、都市部の人と同じくらい稼げます。
デメリット
トラック運転手は荷物の積み下ろし作業を行わなければならないのがデメリットです。重い荷物を大量に積み下ろしするため、体力が必要になります。
大型トラックの場合には長距離の配送が中心になるため、当日には帰宅できないことも多いです。配送先によっては車中泊をすることが必要な場合もあるかもしれません。
また、トラックの大きさに応じて、大型自動車免許または中型自動車免許が必要になります。いずれもタクシー運転手の仕事で必要な普通自動車2種免許よりも取得が難しいのもデメリットです。
まとめ
タクシー運転手とトラック運転手は、一概にどちらが良いと判断するのは難しいです。得意不得意や、仕事に対して求めているものなどによって異なります。それぞれのメリットとデメリットを考慮したうえで、自分に合っている方の求人に応募してみましょう。