タクシー運転手に年齢制限はある?何歳まで働けるのか
タクシー運転手の仕事には年齢制限があるのかどうか気になる人もいるでしょう。年齢が高くてもタクシー運転手の仕事ができるなら、求人に応募したいと考えている人も多いかもしれません。ここでは、タクシー運転手の年齢制限について説明していきます。
タクシー運転手の法律上の年齢制限
タクシー運転手の法律上の年齢制限は次のようになっています。
下限はある
タクシー運転手の仕事をするには、普通自動車2種免許が必要です。
そして、2種免許を取得するには、普通自動車1種免許を取得してから1年以上経過していなければなりません。1種免許取得の年齢制限が18歳以上であるため、2種免許を取得できる年齢は最短でも19歳ということになります。
また、2022年5月以前までは、タクシー運転手になれるのは21歳以上でした。以前までは1種免許取得後、3年以上経過しないと2種免許を取得できなかったためです。人手不足解消のため法改正により年齢制限が緩和されて現在の制度になりました。
上限は設けられていない
2種免許の取得に関して、法律上の年齢の上限は設けられていません。そのため、法律上は何歳になってもタクシー運転手の仕事を続けられることになります。
しかし、法律上の年齢制限がないことと、実際に高齢になってタクシー運転手の仕事を続けられるかどうかは別問題です。
タクシー運転手の仕事をするには、体力・視力・認知能力が正常でなければなりません。そうでないと、車の運転をするのが危険なためです。逆にいえば、体力・視力・認知能力があまり衰えていなければ、高齢かどうかにかかわらずできる仕事ということになります。
また、未経験者の場合には、入社後に2種免許を取得できるようになっているタクシー会社が多いです。そのため、未経験で年齢が高くても問題ありません。
タクシー運転手にも定年はある
多くのタクシー会社では65歳前後を定年に設定しています。しかし、定年は、あくまで正社員としての定年を意味するものです。大半のタクシー会社は定年退職後に嘱託などで働き続けられる制度を設けています。
そのため、65歳を過ぎてタクシー運転手の仕事をしている人は多いです。70~75歳程度までは、働けると捉えて良いでしょう。平均年齢も60歳前後でほかの業種や職種と比べるとかなり高めです。
また、高齢でも働けるため、一般企業を定年退職した人がタクシー運転手になるケースもよく見られます。セカンドキャリアとしての人気が高いです。
まとめ
タクシー運転手は19歳からなることができて、年齢の上限は法律上設けられていません。その上、大半のタクシー会社では定年後も嘱託などで働き続けることができます。体力・視力・認知能力が正常でやる気がある人なら、年齢にかかわらず活躍できる仕事です。年齢が気になる方もぜひ応募を検討してみてください。