タクシー運転手の1日の売上とは!稼ぐためのポイントを紹介

タクシー会社の多くが歩合制を導入しているため、タクシー運転手の収入は1日ごとの売上に大きく左右されます。

タクシー運転手になってみたいと思っても、歩合制では収入の予測がつかず、不安に感じる人も多いでしょう。そこで、タクシー運転手の1日の売上相場と、売上を上げるコツを紹介します。

タクシー運転手の1日の売上相場

タクシー運転手の1日の売上相場は4~6万円程度です。しかし、個人差が大きく、相場以上に稼ぐ人もいれば、相場よりも稼げない人もいます。

人の動きが平日と土日や連休では、大きく異なるためです。連休中など、人の動きが大きい日の稼働が多ければ、その分売上も上がりやすくなります。

営業しているエリアも重要です。都心部など人口が多いエリアと地方の人が少ないエリアでは、タクシーを利用する人の数が違うため、売上に差が出ます。

売上を上げるには乗車回数を増やすことが重要

タクシー運転手は「隔日勤務」といって、2日分働いて1日休みのようなサイクルで働くのが一般的です。

出勤日がある程度固定されているため、売上を上げるには、1回の勤務でどれだけお客様を乗せるかが重要になってきます。それでは、1勤務あたりの乗車回数を増やすには、どうすれば良いのでしょうか。

乗車回数を増やすには

1勤務あたりの乗車回数を増やすには、乗車回数の目標を立てて、計画的に動くことが大切です。1日の乗車目標はもちろん、1時間あたりの乗車目標も設定して、どうすれば目標が達成できるかを考えてみましょう。

お客様の乗車距離はコントロールできないので、駅で待つ時間を削るなど、自分の裁量でできる範囲の工夫をする必要があります。

乗車回数の次に意識するのは「単価と回転率」

乗車回数の目標が達成できるようになったら、次に単価と回転率を考えてみましょう。東京都のタクシー平均単価は1,500円です。

仮に1日4万円の売上目標を立てた場合、27回ほどお客様を乗せれば、最低限目標は達成できます。しかし、平均単価どおりのお客様に偏ると、なかなか売上は上がっていきません。

長距離移動しそうなお客様を見極めるなど自分のスキルを高めて、平均単価以上の金額になる回数が増えれば、自然に売上が上がっていきます。

また、お客様を探して街中を走ったり駅周辺で待ったりする間は、売上は上がりません。お客様を降ろしたらすぐに次のお客様を乗せられるように、お客様の多いエリアを覚えるなど工夫しましょう。

より売上を伸ばすためのコツ

最初に立てた売上目標を達成できるようになったら、さらに売上を増やしたくなってくるでしょう。そこで、より売上を伸ばすためのコツを紹介します。

情報を共有する

1日の売上をさらに伸ばしたいなら、情報をしっかり共有するようにしましょう。日報を見たり、先輩運転手や同僚と情報交換したりして人が多いエリアや時間、近道などを教えてもらえば、効率良く動きやすくなります。

お客様の乗る場所を増やす

お客様の乗る場所を増やすことも重要です。メインの通りだけでなく、細かな道も覚えておけば、お客様が見つかる場所が増えていきます。

東京でタクシー運転手になるのであれば、新宿区・渋谷区・千代田区・港区・中央区の都内5区で営業できるタクシー会社に入社するのがおすすめです。このエリアは大型の駅や商業施設、ホテルなどが多く、お客様が見つかりやすい特徴があります。

まとめ

タクシー運転手の1日の売上相場は4~6万円程度とされています。しかし、この金額、あるいはこれ以上の金額を稼げるかどうかは自分次第です。

1日の乗車回数の目標を立てて効率的に動く、お客様の乗る場所を増やすなど、売上を上げるための工夫をしましょう。