タクシー運転手はチップをもらえる?自分のものにしても良いの?

タクシー運転手はチップをもらえるという話を聞いたことがある人もいるでしょう。チップをもらえればモチベーションも上がりますが、自分のものにしても良いのかどうか気になるところです。ここでは、タクシー運転手のチップについて説明していきます。

タクシー運転手がチップをもらえることってあるの?


そもそもチップとは何なのか、タクシー運転手がチップをもらうシーンの例とあわせて見ていきましょう。

チップとは

チップとは、サービスに対するお礼の意味を込めて正規の料金とは別にお客様が好意で支払うお金のことです。

国によってはチップを支払うのが常識とされているところもあります。チップを支払わないと、サービスに不満を感じたと受け取られてしまう場合もあるのです。

日本では海外と違って、チップ文化はありませんが、タクシー業界に関しては別です。主に年配の人などがタクシー運転手に対してチップを支払うことがあります。金額は1,000円前後の場合が多いです。

しかし現在では、キャッシュレス決済の浸透で、現金でタクシー代を支払う人が減少傾向にあります。その影響でチップを支払う人も減っているのが実情です。

チップをもらうシーンの例

チップは、お客様がお釣りを断るシーンでもらうことが多いです。たとえば、正規の料金が2,500円のときに、お客様が3,000円支払い、「お釣りはいりません」と伝えてタクシーを降りる場合です。

外国人のお客様を乗せる場合にも、チップをもらえることがよくあります。自国でチップを支払うのを常識としているお客様は、旅行先や出張先の国でもチップを支払います。

また、日本でもバブル崩壊前までは、年始にタクシーに乗るとき、チップを渡す習慣がありました。その名残で、現在でも年配の人を中心に年始にはチップを支払ってくれるお客様がいます。

チップをもらったときの対応

タクシー運転手がお客様からチップをもらったときには、受け取って問題ありません。ありがたく受け取ることがマナーであり、相手の気持ちを尊重することにもつながります。

また、大半のタクシー会社では、もらったチップは自分のものにできます。会社側には正規の料金のみ売上として渡せば問題ありません。

ただ、チップに関して規定を設けているタクシー会社も稀にあるため、前もって確認しておくのが無難でしょう。

まとめ

日本ではチップを渡す風習はありませんが、タクシー業界だけは別で、主に年配のお客様や外国人のお客様からチップをもらえることもあります。

そして、チップをもらったら基本的には自分のものにして問題ありません。チップをもらえることでモチベーションが上がり、サービスの質向上にもつながるでしょう。