女性のタクシー運転手の年収はどのくらい?男性と差はある?
最近は女性のタクシー運転手も増えてきました。転職や就職を考えている人であれば、どのくらいの年収が見込めるのか気になる方もいるでしょう。
本記事では、女性のタクシー運転手の年収について解説していきます。
女性のタクシー運転手の年収相場
女性のタクシー運転手の平均年収は約306万円とされています。これに対して、男性のタクシー運転手の平均年収は360万円です。
女性の方がやや低めですが、一般企業とは事情が異なります。一般企業の場合、男女の年収差の主な原因は、雇用形態・役職・勤続年数などです。一般企業では年功序列型賃金制度の職場が多く、女性にはどうしても不利になってしまいます。
これに対して、タクシー運転手の給料は歩合制です。売上実績で給料に差がつくことはあっても、雇用形態・役職・勤続年数ではほとんど差がつきません。
タクシー運転手の年収で男女差がある主な原因は、昼日勤のみで働く女性が多いためです。タクシーを利用する人は夜の方が多いため、昼日勤より夜日勤や隔日勤務の方が多く稼げます。
そのため、女性でも夜日勤や隔日勤務で働く場合は、男性と同程度の収入が見込めます。
タクシー運転手の給料に関して、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
タクシードライバー給料事情!手取りはどれくらい?
女性のタクシー運転手のニーズは高い
女性のタクシー運転手はニーズが高く、男性と比べて転職・就職が有利な面もあります。
たとえば、女性のお客さんだと、運転手も同性の方が安心できると考える人が多いようです。子供の送り迎えなどでタクシーを利用する際に、女性の運転手を希望するお客さんもいます。
タクシー会社の方でも、女性の運転手のニーズが高いことを把握しており、女性の採用に積極的なところが多いです。以前までは男性中心の職場でしたが、最近では女性が働きやすい環境が整えられています。
女性のタクシー運転手が高年収を目指すには
女性のタクシー運転手ができるだけ多く稼ぐには、都市部のタクシー会社で働くのが良いでしょう。
都市部では人口が多くマイカー所有率が低いため、タクシーの利用者も多いです。逆に地方や郊外ではタクシーの利用者はそう多くありません。そのような事情から、タクシー運転手の年収は男女差以上に地域差が大きいです。
また、同じ地域でもお客さんの探し方によって差が出ます。たとえば、待機場所を工夫するのが重要です。タクシーに乗車する人が多い場所はある程度決まっています。
走行しながらお客さんを探す流し営業のやり方も工夫が必要です。たとえば、左側の車線を走行して、交差点で左折すれば、常に歩道に沿って走行できます。
イベントなどの情報収集もこまめにしておきましょう。イベントが終わった後に帰宅しようとしてタクシーを拾う人が多いです。
まとめ
タクシー運転手の年収は男女差がありますが、女性に不利なわけではありません。働く時間帯による面が大きいです。年功序列型賃金ではないため、一般企業と比べれば、むしろ不利な面はないといえるでしょう。
また、子供の送り迎えなど、女性のタクシー運転手のニーズは高いです。東京交通興業でも、独身寮の完備やドライブレコーダー、車内防犯カメラの搭載など、女性でも働きやすい環境を整えています。女性でタクシー運転手への転職を考えている方は、ぜひご検討ください。